早速開始

ポルシェ祭ということで選んだのがこちらのキット。
タミヤの製品ですからみなさんも結構ご存じでしょう。パーツ数はたいしたことなくて、それこそデカい43みたいなキット。

そういえばパッケージ画像を見直して気がついたんですが、以前のタミヤ製品の箱絵って人が入ってたり動物が入ってたりしてたのに「フィギュアが入ってねーぞ、ゴルァ」と訴訟起こされて以来、余計なものは入れない方向になったんですよね。

で、このパッケージ、ステアしている絵なんですけど、キットはステアしませんよね。
誰か訴えなかったのかな、「ステアしねーぞ、ゴルァ」と。

それともこれ、但し書きしてありましたっけ?


ま、まずは修正点なんかを検証してみましょうね。

まずはポルシェ・キット、タミヤのだとお約束になってます、ドアのオープニング部分のスジ彫りが型抜きの関係からか一箇所幅広になっちゃうんですよねぇ。
これ、スピードスターもそうだし、フラットノーズも同じ。ここは一度埋めて彫り直さないといけませんな。

それからミラーの取り付け穴。ミラーパーツを差し込むようになっているんですが、実車だとこんなに横長にはなっていないのでここも一旦埋めてしまう必要があります。

これまた抜きの関係ですかね、バンパーのオーバーライダーのモールドが一部省略されてます。

確かこのキットって発売直前に「これじゃダメだ」って手直しが入って発売が遅れた記憶があるんですけど、ここはスルーなんですな。

ウィングの影のせいで見辛い(というより見えない)ですが、ちょうどそのウィングの真下にあるエンジンフードのスジ彫りがとぎれちゃってます。

しかし、このターボウィングまで一体でボディ成形するってムチャクチャっすよ。
コンセプトとしてはスナップオンで誰でも簡単に組めるエントリーモデルって位置付けなのかもしれないんですが、それにしては値段設定が全然エントリーモデルじゃないし。

何を狙っているのかよくわからないキットですよねぇ・・・。

ルーフの後端、エッジの部分にベンチレーション用の穴が空いているはずなんですが、キットではスルー。

ここは細工するかどうか迷うところですなぁ。
幅が狭いし、あの穴も結構細かい細工になりそうだし・・・。


さっきも書いた通りスナップオン・キット(っていっても接着剤不要ではないすけどね)なため、パーツのそこかしこにダボ穴が盛大に空いてるんですよね。

特に透明パーツのところなんかはそのまま組み立てると非常に目立つのでこういうところは全てふさがないといけまへん。

あと、このナンバープレートの処理もよくないすよねぇ・・・。
一体処理なんかしなくていいのに。

大体点検が終わったので、仮組みしてみました。ってこれがまたほんとに10分位で終わっちゃうんですが。


車高やタイヤの面イチ具合なんかはそのまんまでどんぴしゃです。さすが、なのか当然、なのかよくわかんないけども。

んでですね、まずはウィングの樹脂部分、黒く塗るところは切り離しちゃいました。
マスキングするのめんどくさいしさ。特に裏側。

切り離しはコの字の直線部分にあたる所をエッチングソーで地道に切れ目を入れていって、それぞれの直線部分をつなぐコーナー部分はデザインナイフの背で何回もなぞってある程度スジを深くしたら、グニャっともいじゃいます。

以外ときちんと切り取れますよ。