スロットルプレート

でいいんだっけ?

キットではエッチングの一枚板で用意されているこのパーツ、要するにアクセルペダルからワイヤでつながった先の部分です。
エンジンのスロットルの開け閉めをコントロールする部分で、スプリングによって引き戻される非常に原始的な構造してるやつっすね。

で、まぁこれをこのまま使うのはさすがに、ねぇ?
楽なのは楽なんですけど、他とのバランスがよろしくないので作りなおさないと。
これがまさしく「ディテールアップ・スパイラル」。他で余計なことをしたが故にどんどん余計な工作が増えてしまうという典型例・・・。orz

まずは資料写真をじっくり眺めて・・・とはいってもドンピシャでドアップなものがないので半分でっち上げも含まれてます。

ただ、基本的な構造はわかりますからそれらしく。

これがねぇ、サイズがサイズだけに省略しなきゃいけないディテールとか、形状的に(私の技術では)再現不可能な部分もあったりしましてね。
ま、とにかく、スプリングを固定する台座(手前)と前後に可動してスロットルの開閉をコントロールする部分を作りました。
これ、どっちもエンジンのヘッド部分に載せなきゃならない・・・。

お次はスプリング。

0.3mm の洋白線でスプリングを捻りだしました。
作り方はよくあるパターン。芯になる別の洋白線(今回は0.5mm)とスプリングになる洋白線をピンバイスに共締めしてぐるぐる巻いていく、と。

適当な長さになったところでバラします。

ちょっとデカかったかも知れない。何しろ、0.5mm が芯で 0.3mm を巻いていく、となるとスプリングの直径は 0.5 + (0.3 x 2) = 1.1mm でしょ?
0.2mm の線で 0.4mm を芯にした方がよかったかもしれない。でも、0.2mm の線なんて持ってないからどうしようもないんですけどね。

一方、リンケージパーツは洋白線と真鍮パイプから作ります。

リンケージパーツっていうと、

1. 輪っかを作って直線の線材に半田付け
または
2. 直線の線材の先端を潰して穴を開ける

という二つの方法がありますけど、今回は第3の方法でいきます。
画像にあるようにそれぞれの素材をT字になるように半田付け。

ちょっとサンプルとしての写真にしては出来がよくない・・・。orz

ま、それはそれとして、真鍮パイプを切断した後ペーパーで直線の線材と同じ幅に削り込みます。
ちょっとこの画像の例では真鍮パイプの外周部分に余計な半田が付きすぎているので若干失敗なのですが、目論見的にはジョイント部分が出来る限り小さなリンケージパーツができるってわけです。

まだ全てのパーツを取り付けたわけではないですが、フロントからのリンケージ、スプリングで可動する部分およびスプリングを取り付けてみたのがこちら。

このあと、スロットル本体に延びるリンケージとスプリングの後端を固定する台座をつけておしまい。

出来る限り小さくまとめたつもりだったんですけど、こうしてみるとやっぱり若干オーバースケールですかねぇ・・・。トホホ