タイロッド

標題の話題の前にお知らせ。

リア・ウィングのフラップパーツは指摘されたのであっさり泣き別れの刑に処しておきました。
このパーツは元々両端で繋がる一体パーツだったので上段のフラップにだけピンを打って翼端板への固定という構成だったのですが、スプリッターを新造したのでそこで上下間の隙間が保持できるだろうとの希望的観測により別体化。

うまくいかなかったら下段フラップはオミット(ウソ、なんとかします、いきあたりばったりで。
これね、下段フラップは薄いのでピン打ちができないんすよ。

して、ステアリング・タイロッド。

カウルをいじってみたり、アンダートレイをいじってみたり、かと思えばいきなりまたサスペンション回りに戻ってみたりと節操ない感じですが、これは週末にサフを吹こうと思っているのでそれまでに出来る限り下処理をしておきたいのですよ。
そんなわけで思いついたところをどんどん攻めてるわけっす。

キットパーツは・・・ちょっとこれはどうか、と思わせる出来であります。
もちろん長さ調整なんかしなくてもいいのでこのまま、って手もありますけど、やはりねぇ。せっかくだからなんとかしてみたい。

資料写真を眺めてはパーツ構成をどうするかしばし思案。

リンク部分はやはりそれなりに作りたいところ。始めはリンク部分を実車同様削りだしで一体パーツで作ることも考えましたが、今一つシャープにできる自信がないので却下。

モノコック側の差しこみ穴径が 0.9mm なので同径の洋白線を用意。しかしながらこの径だとリンクがかなり小さくなってしまうため、外径 1.1mm と 1.3mm の真鍮パイプを被せて直径増量。

実際のリンクは洋白の帯金に 0.5mm の穴を一つだけ開けてコの字型に折り曲げ、最初の穴をガイドにして反対側にも開穴。

ロッド本体は 1.0mm 径の真鍮線の先端を潰して 0.6mm の穴を開けます。ここ、0.6mm ってのがミソ。同じ 0.5mm の穴だと微調整が効かないし、組み付ける時にすんなりはまらない可能性があるので、その対策なのね。

洋白線+真鍮パイプのパーツとコの字型にした帯金のパーツを半田付けして、真鍮線のロッド本体とを外径 0.5mm の真鍮パイプで繋ぎます。

めんどくさいので固定は瞬着で。w

塗装後、真鍮パイプの部分だけ塗料を削ぎ落して、そこだけ金色にみえるという目論みであります。

反対のアップライト側もロッド先端を潰して開穴、真鍮パイプで固定するつもり。

ここのパーツ構成がなかなか凝ってましてね。
アップライト上部にはダボがありまして、アッパーアームの外端を先ずエッチング製の基部パーツで挟みこんでからダボに通します。
画像ではわかりにくいですけど、エッチングの基部パーツはコの字型になってるんですよ。タイロッドの長さを決めなければならなかったのでここらへんは既に瞬着で固定してしまいました。
で、ダボもそのままだと野暮ったいのでドリルで穴開けしたあとこれまた真鍮パイプを埋め込み。

基部パーツの位置が決まってからタイロッドの先端処理をしときました。