ガーニー!

今日は画像盛り沢山でございますよ。


各方面からプレッシャーのかかっていたリアウィング上端のガーニーフラップ、え?誰もプレッシャーなんかかけてない?
いや、あれだけやられちゃうと軽やかにスルーってわけにもいかんでしょ。

というわけでまずは実車写真を観察してみます。

なんか、これスゴいすね。前方に向かって折り返してて、フラップなんてなま易しいもんじゃなくてれっきとしたスポイラーであります。ドラッグも乱気流もすごいんでしょうな。

使用したのは KS の洋白帯金。0.2mm 厚のものです。
幅は 1.2mm と 0.8mm のもの。1.2mm の方をフラップに接する側に使って、0.8mm の方を折り返し部分に使います。

既に切り出してあるので細切りにするのに苦労することはないです。適当な長さに金属用ニッパーでチョキンと切り出すだけでオッケー。

これらを半田付けするのに、まずは固定しないといけません。
しかし、実車の画像をみるとわかりますけど、このアングルは直角ではないんですな。L字というより7字型?狭角にしないといけませぬ。

そんなわけで他の御仁のように金属ブロックを使って固定することができません。加えてブルタックみたいな便利グッズもないので、使ったのは「型想い」。

コイツは適度にやわらかいので帯金をブスっと刺すことが可能。

いきなり半田付け終わった画像になってますが、注意点があります。

型想いは熱を加えると軟らかくなる特性をもっているので、半田付けは短時間でパパっと終わらせないといけません。今回のように帯金がある程度長ければ可能なんですが、まずは先端部分を半田付けします。

片方が半田付け出来たら型想いから外してクリップなんかで固定して残りの部分を半田付けします。

半田の量が多過ぎるとアングルの内側に半田が溜まってしまうので、極小量の半田で手早く固定。
7字型になっているのがわかるでしょうか。

画像が暗くて申し訳ない。

固定用のリベットを打ち込む穴なんですが、本来なら先にガーニー側に開けてそれを元にウィングフラップ側にも開ければいいのですが、今回は後先考えずにやってしまったので、ウィングにアングル材を充ててマーカーで目印をつけます。

マーカーの部分にドリルで開口して真鍮パイプをはめ込みます。

他の御仁は虫ピンの頭をつかったり、アドラーズネストの高級素材をつかったりしてますが、これの場合は外径 0.5mm の真鍮パイプ。
つーのも、実車画像をみるとこの固定には六角イモネジみたいなものが使われてるんですな。
そんなわけで中央に穴が開いている方がそれっぽく見えるわけです。

はめ込んだ真鍮パイプを固定するのに裏から半田を流してます。これもまたフラックス・半田共に必要最小限にとどめておきます。でないと後でまたやすりやらキサゲやらを動員して整形に一苦労しなきゃなりません。

自作のガーニーが準備できたので、キットパーツの方のガーニーを切り取ります。
デザインナイフで根気良く、って言ったって3、4回なぞるだけでオッケーでしたが、切り離します。切り離したラインは棒やすりで直線になるように整形。

両方のパーツを合わせてみるとこんな感じ。

狭角に組み合わせた帯金の角度もおおむねいい感じなんじゃないですかね。
こうしてみるとウィング・フラップの上端はかなりぶ厚いので、やすりで薄々にします。
スルーしないでガーニーを別体で作ることにしたメリットはここにも出てますな。

全てを組み合わせてみたのがこちら。

むぅ、勢いで作ってしまういい加減な工作ですけど、やってみたらやってみたでかなり効果高い・・・。プレッシャーさんくす。w

私のように適当に作ってもサマになりますから、皆さんもお一つ如何?