リアウィング

なんとなくエンジン、ギアボックス、サスアーム類にサフェーサー吹いてみたりして。


いや、これ、実は2週間位前にやってあったんですよ。といってもこれをもって下地処理終了するつもりは全く無くてですね、いわゆる捨て吹き。
使ったのはソフト99のサフェーサー。ガレキ(43含む)のメタル関係のサフェーサーとして毎度使っているものなんですが、前にも書きましたよね、かれこれ20年近く前のもの。

成分が酸化してしまっていてダメだろとコメントもらってたんですが、特別問題も起きないし、代替品の確保も大変なので今だ使い続けてます。でもね、使用に際してはちょっと注意が必要。これ、乾燥時間が結構必要なんです。吹いて2週間位しないと塗膜が軟らかくて使えません。

そろそろペーパー掛けして表面処理をしても言い頃合いですな。

で、そのサフを吹いたあと何もしてなかったわけではありませんで、ちまちまとリアウィングの処理をしてました。
これは見ての通り、ダボのうち直しです。メタルパーツに成型されているダボは他所のメーカーとは違って精度が高く、きちんとダボ穴にはまるのですが、鋳造パーツの宿命で断面が綺麗にならないんですな。

そんなわけで一旦全てを削り落して真鍮パイプでダボを作り直し。


断面の段差が取り切れてない? ・・・見なかったことにしてちょーだい。っていうか、この位だと完成後わからないと思うし。

先程のはメインとロアのウィング、これはメインの上につくフラップであります。

フラップの後端にはガーニーフラップが付いていて、ビスで固定されているのでそのモールドがあります。これは塗装のときに邪魔になるので削り取らないといけませんな。


あと、フラップ補強用の真ん中の・・・なんつーのこれ、スプリッター?メタルで一体成形なのでどうにも厚さが気になるんですが、これは私のテクではどうにもならないのでスルー。

そんなこんなでこれもダボを打ち直して、ガーニー固定用のビス部分は 0.6mm の穴を開けてしまいます。ここは虫ピンを使うか、洋白線の頭を加工して使うか、その時に決めます。


こんな程度の工作で2週間っておかしいと思うでしょ。でもね、ほんとに時間無かったので、毎朝出勤前に5分程度使ってちまちまと進めてたんですよ。
まずダボを削り取るのに一日、パイプを刺す穴を開けるのに一日、刺すパイプをカットして瞬着で仮り留めするのに一日、なんてな具合でやってたもんで。

もう出口が見えなくなる寸前でございましたよ。

翼端板はエッチングで用意されてますが、後端にこれまたガーニーフラップが付いてます。
キットでは細長いエッチングを貼りつけることで再現するようになってます。

細長い方のエッチングに半田を流しておいて、先細のプライヤーで挟んで固定した後、ハンダごてで熱して固着させました。


この翼端板もあとでペーパー掛けして足付けしないといけませんな。特に裏側はカーボン剥き出しなのでこのカーボン目を再現する意味でもペーパー掛けは不可欠であります。

そんなこんなで全部を組み合わせてみました。

各ウィング・フラップの横幅は特別に調整する必要もなくほぼ同じで、仮組みしても隙間が開いたりすることはありません。どっかのガレキ・メーカーとは違いますな。プ


ここで一気に半田付けして組み上げてしまいたいところなんですが、各パーツが違う色なので組み上げは塗装後にエポキシ、ということになります。