ノーズカウル
カウルとアンダートレイの摺り合わせが出来たので、こんどはノーズカウルとボディカウルの摺り合わせ。
この当時のマクラーレンのボディワークはモノコックの上に更にカウルを被せる方式で、フェラーリなんかもそうでしたね。で、MP4/6はちょうどマルボロシェブロンの塗り分け位置がこのカウルの分割ラインになるようにデザインされてます。
合わせてみると三角の頂点部分に隙間ができてますな。塗り分けにかかる部分なのでこのままだと完成時に結構目立ってしまいます。
というわけでここを修正。
エポキシパテをボディカウル側に貼りつけ、ノーズカウル側にクリーム状の油分(今回使ったのはベビーローション)を塗って離型剤替わりにして押し付けます。
これね、実は昨日の朝に仕込んでおいて夜には硬化した状態にしておいたのね。
そんなわけで、夜に作業再開した時点では既に削りだしが出来る状態だったのですよ。
画像がブレてて申し訳ない。でも、隙間が埋まっているのはわかりますよね。
でも、今気が付いたんですが、こんなにきっちりしていると後で塗装の厚みが影響して来るかもしれない・・・。マスキングテープでも貼って、隙間を確保しておく方がいいかもしれません。
更にフロントウィングの方も見てみましょう。
組み立て説明書によるとウィングパーツをモノコックに取り付けたあと、ノーズカウルを被せるという構成になってます。
なるほどね、ふむふむ。
っていうか、ここで気が付いた人がいたら偉い!
私ゃ資料にしている「マクラーレンMP4/6クローズアップ&ヒストリー(大日本絵画)」を見てて気付いたんですが、このウィングがノーズコーンにつくパターンはシーズン中盤以降。
つまり、第2戦であるブラジルGPの時点ではノーズカウル側にウィングがついてないといかんのですよ。おそらく日本GP仕様と同じデータでキットにしちゃったんでしょうなぁ。
今どきのヒロならやらないであろうポカ。
つーか、こんなこと気にするモデラーが多いからキット模型が衰退しているのだとしたら、こういうところはスルーすべきなんでしょう
が!
私はスルーしない。やだねぇー、こういうトコ。
キットパーツにマスキングテープを貼って型を起こして、0.2mm 厚の真鍮板を切りだし、ノーズカウルに半田付けしてしまいます。
裏側はがっちりとね。表の方は純粋にスムージングのために半田を盛る程度なので、裏側で強度を確保しておきます。
あとでウィングの余計な部分を切り飛ばしてこのノーズコーンに接着する予定。
さて、ここで疑問が。
キットだとモノコック先端にウィングをはめ込むために凹みがモールドされているんですが、実車の前半仕様はここどうなってたんでしょうか?
やっぱ、凹みを埋めてスムージングした方がいいんですかね。
情報求む。