フロントウィンドウ

前回の更新で気付いたかもしれませんが、ヘッドライト周辺の黒塗り部分の塗装を済ませました。
キットでは二分割になったデカールがついていて塗りわける必要はありません。

ただ、ここはクリアコートが出来ないのでのちのちのデカール劣化が気になってしまう為塗装でいくことにしました。

途中経過の写真がなくて申しわけないですが、マスキングテープを上から全体を覆うように貼ります。すると稜線部分が透けて見えるので、その稜線の近くをデザインナイフで切り取ります。ボディは塗装もクリアコートも済ませているので、ナイフの刃をたてないように切り取ります。

稜線きっちりに切り取れなくても問題ありません。ボンネット部分に残ったマスキングテープをしっかり密着させて、エアブラシで圧を弱めにして下からも回り込むように吹きます。

下端部分のマスキングの密着具合が大きかったようで、黒塗り部分がすこし足りないので後日やり直します。吹き洩れが若干あってもクリアコート済みなのでコンパウンド掛けすればうまいこと塗りわけできるのではないでしょうか。

お次はタイトル通り、フロント・ウィンドウ。
このキット、おおむね良くできているのですが残念なのがフロントウィンドウの右上隅。

パーツの合いがいまいちなんですよね。この部分はパーツをあてがった時に指で圧着させてみても隙間が空いてしまいます。なのでパーツの歪みではないようです。
どの作例をみても普通に組んだものは同じ状態になっているので、ロットの問題でもなく金型自体がもう合わない状態なんでしょうな。

今どきの技術だったら、面イチに設計するぐらいわけないと思うんですがね。


これを解消すると同時にウィンドウを(ほぼ)面イチするためにパーツを切り離して摺り合わせました。

某所で予告したところ、やり方の詳細をと言われたのですが時既に遅し。コメント読んだのは終わった後でした。というわけで、どこまでわかってもらえるか疑問ですけど、文面で。

キットのウィンドウパーツはサイドと合わせて3面が一体になったパーツなので、まずはそこからフロント部分だけを切り離します。組み立て指示通りにウィンドウパーツをボディパーツにあてがい、裏から油性マジックなんかで大体に切り取りラインを書き込みます。
あまりギリギリではなく気持ち大きめに書きます。

切り離しはPカッターでもモーターツールでもお好きなものをどうぞ。ただクリアプラは割れやすいので慎重に。
切り離したウィンドウの表面全体にマスキングテープを貼ります。表面保護の意味もありますけど、テープの上に更にラインを書くわけです。もう一度裏面からあてがって、表側からウィンドウのサイズがわかるようにマスキングテープ上にラインを書きます。


あとは、ひたすらやすり(棒、ペーパーなど各種)を使ってサイズを追いこんで行きます。
下端はボディ裏側で接着しますが、Aピラーとルーフに接する部分は断面で接着するような感じになります。

こんなとこでいいですか?


ウィンドウの摺り合わせが出来たので、モールの塗装をしました。

モールの際には 1mm 幅のマスキングテープを使い、他の部分はほとんどをモデラーズのマスキングゾルでマスクします。下地にシルバーを吹いたので塗膜が剥がれやすい「かも」と聞いていたのでゾルの方がいいですね。

剥がすときも慎重に行ないました。

塗りわけ下手な私にしては上出来だったんではないか、と自画自賛

使ったのはスパッツスティックスのミラークロームです。説明書きによると下地にグロスブラックを吹け、とあるのですが今回は吹いてません。


なんでか?


いや、単なる無精だっただけなんですけどね。でも、塗膜自体がコンパウンド掛けしてある状態だったせいか意外と奇麗にメッキ調になりました。