C2 番外編

プロターのC2が完成したので手もとのフジミ製と比べてみましょうか。

某巨大掲示板では今でもあーだこーだと色々槍玉にあがってますけど・・・

まずはサイドから


見ての通り上がプロター、下がフジミ。
まぁ、フジミの方は仮組みすらしていないので印象が違っていても仕方がない部分もありますけど、なんとなくフジミの方がノーズ付近が前のめりに見えますね。
これはコクピット部分の壁の高さがあるせいで開口部がせまい。それにつられてタンク付近で上にカーブを描いている部分が前のめりの印象を強めている気がします。

あと、プロターの方はタイヤに隠れて見づらいですけど、ノーズは一直線に下(前方)に向かっているのに対して、フジミのは彎曲した感じ。


続いて真正面から。もちろんマクロモードで撮影しているので、結構歪みがでてしまうのでそこらへんを差し引いて見て下さい。

でもねぇ・・・、なんなんですかね、このボヤーンとしたノーズ。あ、フジミの方ね。
100系新幹線か?っていう位丸いノーズ。対してプロターのは若干角ばった形状でシャープに見えます。ちなみに画像は無いですけどタメオなんかはノーズコーンはホントに四角錐みたいな形状にしてますね。

これじゃ「たまごヒコーキ」みたいと言われるのも無理ない・・・。

ここまで見て来てフジミのキットはノーズ周辺が無駄に大きいのがわかったので、モノコックとの隙間を確認。

ブレてて申し訳ない。
しかし、モノコックとカウルの間はトンでもなく空いているのがわかると思います。
プロターのキットも段差はありましたけど、隙間と呼ぶ程には空いていなかったので、これは衝撃的であります。

なんだってこんなに隙間あけちゃってるんだろ。改めてノーズが無駄にデカいことが判明。

こうなってくるとなんだか意地になってきまして(w、スタジオ(ヒロ)のキットを引っ張りだして来ました。これならスケールも一緒なので比較がしやすい。

一番最初の画像と比べてみると、やっぱりコクピットあたりの開口部の大きさが違いますね。

ノーズも割と真っ直に降りていってる感じ。

真上から見た図。
カウルの全幅はどちらのキットも 7cm ちょっとでほぼ同じ。
フロントサスペンションのカバー部分も 5cm 弱でほぼ同じ。

ところが、ノーズコーンがつくカウル先端はヒロが 1.5cm 位、フジミが 2cm 位・・・。
コクピットの開口部の大きさも明らかに違う。フジミの方が狭い・・・。

orz

もうダメぽ。

ノーズコーンのサイズは既に違うスケールみたい。フジミのは 1/18 位ですか?


コクピット周辺の高さがわかるショットを二連発。
やっぱりここの高さがありすぎるので、それにひきづられてノーズが肥大したとみるのがよろしいようで。
じゃ、なんでこんな造型にしちゃったのかというのが疑問・・・。ホビーショーに参考出品されたモックアップの時点ではそれほどおかしくもなかったんですけどねぇ。

ちなみにこれがそのときのモックアップ
確かにコクピット周辺は高さがあるようにもみえますけど、ノーズはシャープ。


これねぇ、結局修正するのはもの凄い労力が必要なので素組みで完成させるのがいいでしょうねぇ。フジミのC2は実車に似ているか似ていないか、なんて議論もありますけど、私ゃ似てても似てなくてもどっちでもいいと思うんですよ。

それよりも問題なのは、でき上がって「かっこいい」と思えないものじゃダメなんじゃないか、と。そりゃ、かっこ悪いことが特徴である車もありますけどね。でもこのC2という車種の場合、かっこよくなきゃだめなんじゃないか、と。