Tyrrell 012 レビュー

まだ製作を始めると決めたわけではないんですが、ネタとして一応報告しておこうと思います。
何しろ初めて買った43キットですからねぇ。

先日日本へ出張に行った際に恵比寿にある Mr.CRAFT に行った時に、セカンドハンズコーナーで売っていたのをウッカリ買ってしまったわけなんですが、ホテルで中身を確認するわけにもいかず(パーツをぽろっと落っことしたりなんかしたら目もあてられない)、自宅に帰って来るまで内容物確認は控えておりました。

まずは外箱。

MakeUp のロゴが付いてますな。「おぉ、メイクアップ製なんだぁ」とあっさり騙された私はまだまだ43慣れしてない証拠。

これ中身は、MERI KIT なんですな。「メリ」と言えば、あまり良い評判は聞いたことがないので驚愕。
まぁ、43といえばそのまますんなり組めるキットなんてのは数が少ないので、そんなスケールのキットを買う時点である程度覚悟はしていたものの、やはりメリと聞くと腰がひけます。

つづいてインスト。
見開きの紙一枚で終了。とは言っても、これは結構親切な方なんじゃないですかね。メーカーによっては、誰かが手書きでマンガみたいな車のイラスト書いてオシマイって所もありますからね。

デカールは左端に2枚、ステープラーで留めてあります。黄ばみはないものの、かなり傷んでいるように見受けられるので、「水に漬けたらバラバラ」ってなパターンになりそうな悪寒。

これがパーツの全てです。多くもなく、少なくもないですかね。
しかし、パーツ個々を見て行くと、やはり侮れないことが判明。バリがひどいのは当り前として、DFV エンジンのヘッド部分はエッチングパーツになっているので、モールドは非常に浅い、実感の乏しいものになってます。

リアのアッパーアームも同じく。実車では H 型アングル材のような作りになってますが、これもエッチングなので高さがいまいち。洋白角線か何かでカサあげが必要か。

目を引くのが、リアウィング。ホワイトメタルの一体成形のパーツがありますが、インストを見るとこれは使わず、エッチングの翼端板とサブエレメント、メタルのメインフラップを組み合わせる模様。なんで、こんな余計なパーツがあるんだろ。

激しくやる気を減退させてくれるパーツの例はこれ。
ホイールなんですが、穴の位置がバラバラ。作りなおさなきゃならないことがわかりきってるから、どうせなら穴なんか開けてない方が楽なんだが。


取り掛かる前に検討すべき事項が多すぎ。なので、しばらくコイツには取り掛かれない希ガス