遅々として進まず
内装はセミグロス・ブラックでザッと塗っておしまい。手抜きですなー。
一部では(ほんとに一部、ていうか一人w)カスタム・ポルシェらしい派手なインテリアを期待する声もあったんですが、すんません、逃げました。
完成後はほとんど見えないし、今の環境では内装に凝るところまでモチベーションがこない。
んなわけで軽やかにスルー。
更新のブランクが空いてしまいましたけど、実はやることはやってましてね。
クリアコート、および砥だしまで完了してます。
今回、極力缶スプレーで済ませる、ということでクリアも缶から直接吹いてます。
下地の段階である程度平滑にしておけばボディカラー、クリアともに缶スプレーでもそれなりの塗膜に仕上げられます。コツさえ掴めば、缶から直接でもタレずに柚子はだにもならずに吹けます。
ちなみに砥出しはクリア層のみ行ってます。というのもボディカラーにはマイカの欠片が入っているので研いじゃうとよくないかなぁ、と思いましてね。
クリアの砥出しは2000番のペーパーで部分的にしぶきが飛んでるところを撫でただけで、あとはタミヤの赤キャップ、白キャップのコンパウンドで研いただけ。
クリアコートが終わったところでちまちまマスキングをして、黒いウレタンの部分を塗装しました。
これ、ほんとにキツい作業ですな。
今回のようにボディ・カラーが黒っぽい色ならマスキングがちょっと位失敗(ヨレたり)しても目立たないですけど、明るい色の場合はほんとに難行苦行だと思います。
どうもこのキットに限らず、最近のタミヤのキットのコンセプトは理解できない。
パチ組みして色も塗らずで終わらせるようなライト・ユーザー、というか自分の小学校低学年当時の感覚ならば、接着剤も非常に少ない箇所にしか使わず簡単に形になっていいキットなんですが、
いざ中級レベルで塗装にも凝ってみたいという層相手には俄然作りにくいキットになってしまう。
そのくせ値段は中級以上向けだもんなぁ・・・。
そのコンセプトが理解できないもう一つの代表格がこのパーツ。
ライトレンズとリムが一体になっていて、リムはボディカラーで塗らなければいけないのでマスキングが必要。しかしねぇ、こんな小さいパーツ、しかも筋彫りもないところにナイフをあててマスキングゾルに切れ目を入れろ、と。
それでも塗わけがうまくいったとしましょう(上の画像ではうまくできてないですが。orz)。ところがプラの厚みが結構あるので、なんていうか、色が透けたり角度によっては変に反射してライトハウジングのシルバーが見えたり。
ものすごく難しいパーツです。
で、なんでも別パーツ化してやっかいな塗りわけを回避しようとしながら余計に手間をかけてアボーンするのが通例な我がペキモとしては、やっぱりリムを自作してなんとかしようと悪戦苦闘するわけですな。
もうお約束みたいな展開。
今回は表と裏と両方から型想いで象りして、ポリパテをあんこにしてギュっと複製する手法。
ここからレンズ部分を削り取ってリムにしよう、という寸法であります。
でもね、ポリパテだとリムが細くなるに従ってポッキリ折れちゃう可能性もあるので、プラリペアでも複製してみました。
こっちは粉に液体を垂らす、という工程上の理由から裏表の型で挟むということは出来ず、表側の型のみ使ってます。願わくばこっちのパーツは使わずに済ませたいところですな。
なぜなら、これほんとに硬いのよ。削るのも結構時間かかります。
で、まぁそんなこんなで毎日ちょっとづつ削りこんで作っているのがポリパテ製のリムの方。
もうちょっと内側を削りこんでリムを細くしたいのですが、ほんとに恐いです。いつか折れるような気がして・・・。