地味ぃに下ごしらえ

さて、ドア下のパネルをぶった切ってしまいましたから、その後処理が必要。
これね、キット持ってる方はわかりやすいと思うんですが、パネル後端にダクトがついてますよね。あのダクトの部分が微妙に直線じゃないんですな。
ドアの真下はもちろん直線で、筋彫りが入っているのでそこにエッチングソーなんかをあてて切り出すわけです。するとダクト部分だけ上側にずれて切れちゃう。(わかりにくいなー)

ま、要するにそこの辻褄合わせをしましょう、と。
表側からマスキングテープを貼って、裏からパテを盛ります。乾燥後にテープをはがせばボディパネルと面イチの面がとれる。

最後に棒やすりで下端のラインが一直線になるように整えておしまい、と。

ある意味箱車作るときの御約束であるホイールアーチの薄々加工もしときました。

実車はこのフレアした部分は折り返しがついているので、実際にはそれほど薄くもないらしいのですが、前回仮組みしてギリギリまでタイヤを外に寄せるとフェンダーにあたった状態になってしまうのが判明してますから、ここを薄くすることで若干のクリアランスを確保しようという目論見。

実際、薄い方がかっこいいしね。

このキット、比較的新しいはずなのにヒケがあちらこちらに見られます。Z8の時も同じように感じたのですが、これって普通なんですかね。
タミヤのキットに慣れているとこういうのが意外に感じるのですが。タミヤがぬきんでていると考えるのが妥当ですか?

リアエンドのパネルにはトランクオープナーのボタンがモールドされています。
これは塗装および砥だしの時に邪魔になるので削り取ってしまいます。再生するとしても形状が単純なので問題ないでしょう。

ざっと缶サフを吹いて、1500番のペーパーをあててみました。

あ、特に書かなかったですけど既にパーティングラインは一通りおとしてあります。一番気をつけないといけないのはリアカウルの嶺の部分にあるラインの処理ですね。CMM vol.12 の解説どおりに落しました。

微妙なボディラインを保つためにエッジ部分がだるくならないようにペーパー掛け。イメージとしてはパネル面同士が合わさるエッジだけを残すような感じ。なのでエッジ部分にはサフがのこります。

ドアの後端とリアカウルの境にはインテークが空いているようなので、ばっさりと開口。

でもねぇ、ここって悩みどころですな。ドアのピラー(ルーバーのある部分)の高さはこのカウルの頂上には届いていない。
なので、一番上の部分は完成後もまる見えになる。するってーと、穴を空けないまでも、少くとも黒く塗って穴があるようにしないといけない。でも、キットではまったいらでモールドすらないので何らかの処理をしないとうまくいかない、と。

ノミでシコシコ彫ってみましたけどあまり奇麗じゃない・・・。
もうすこしなんとかあがいてみますけどうまく処理する自信なし。

切り離したパネルを再度接着するときの糊代として、0.3mm のプラ板でベロをつけておきました。

糊代だからといってあまり大きめに作るとあとで泣きます。
ドア下のパネルがかなり彎曲しているので、大きいベロだと正しい角度に収まらなくなります。

私も最初は大きめのベロをつけたのですが、仮りに当ててみたら上記のことが判明。出来る限り小さくなるように切断しました。